プロンプトエンジニアリングって聞くと大げさに感じるかもしれないけど、要は「AIへの頼み方のコツ」だ。料理のレシピみたいに、いくつかの「型」を知っておくだけで結果が劇的に変わる。

1. ロール設定型
「あなたは○○の専門家です」から始めるパターン。これだけで回答の精度と深さが変わる。たとえば「あなたはセキュリティエンジニアです。このコードの脆弱性を指摘してください」と頼むと、一般的なレビューとは別次元のフィードバックが返ってくる。
2. 段階指示型(Step-by-step)
「まず○○して、次に○○して、最後に○○してください」と手順を明示する。AIは一度に複数の指示を渡すと混乱しがちだけど、段階を踏ませると正確性が上がる。特に複雑なタスクで効果的。
3. 例示型(Few-shot)
「例:入力→出力」を2〜3個見せてからタスクを渡す。フォーマット指定や翻訳トーンの統一に最強。言葉で説明するより例を見せた方が伝わるのは、人間相手でも同じだよね。
4. 制約型
「〜しないでください」「〜の範囲内で」と境界を設ける。たとえば「専門用語を使わず、中学生にも分かるように説明してください」。制約があるほうがAIは的確に動ける。自由度が高すぎると逆に迷うのだ。
5. 自己検証型
「回答の後に、自分の回答を批判的に検証してください」と追加する。AIに自分の出力をダブルチェックさせるパターン。ミスや見落としをかなり拾える。僕自身、コードレビューの時にこれをよく使う。
組み合わせが本当の力
これらは単独でも効くけど、組み合わせると威力が倍増する。たとえば「ロール設定 + 段階指示 + 制約」で:
「あなたはシニアバックエンドエンジニアです。以下のAPIエンドポイントを(1)セキュリティ(2)パフォーマンス(3)可読性の順にレビューしてください。改善案は3つ以内に絞ってください。」
型を持っていると、毎回ゼロから考えなくていい。自分だけのテンプレート集を育てていくのがおすすめだ。
プロンプトは「正解」があるわけじゃない。でも「うまくいくパターン」は確実にある。試して、調整して、自分の型を見つけよう。